「Midjourneyって、アートや趣味に使うものでしょ?」
そう思っている方は少なくありません。でも実は、ビジネス用途でも大きな力を発揮するAI画像生成ツールだと知っていましたか?
この記事では、実際にPowerPoint資料やSNS投稿などでMidjourneyを活用している筆者の経験も交えながら、
- Midjourneyの“ビジネス活用”の可能性
- 業務で使える活用シーン7選
- ChatGPTと組み合わせたプロンプト術
- Canvaなどとの組み合わせ活用法
- よくある疑問(著作権・解像度など)
について、初心者にもわかりやすく・かつ実践的にお届けします。
Midjourneyの可能性は“アート”だけじゃない
Midjourneyというと、「イラストを描ける人が使うもの」「趣味でアートを楽しむツール」と思われがちです。
でも実際には、Midjourneyは「構想力×言語力」で操作する、ビジュアル生成の最強ツール」。
つまり、ビジネスパーソンこそ使いこなせるポテンシャルを秘めています。
■ 実際にこう使っている:筆者の活用体験
- PowerPoint資料の表紙を、Midjourney+ChatGPTのプロンプトで生成。イメージにピッタリ合ったビジュアルで印象UP。
- SNS投稿(特にX)のアイキャッチ画像を、ブランドカラーや雰囲気に合わせて自作。
- Canvaで加工し、プレゼン資料やLP(ランディングページ)にも活用。
- 企画書や提案書に「イメージ補強用」の画像を挿入し、説得力を強化。
このように、Midjourneyは「業務で伝える力を強化するツール」としても非常に有効です。
業務に活きる!Midjourneyの活用シーン7選
ここでは、実務で特によく使われている7つの活用例をご紹介します。
① PowerPointの表紙デザイン
「普通のテンプレじゃ伝わらない…」というときに、Midjourneyで作ったオリジナル画像を使えば、プレゼンの第一印象が激変します。
プロンプト例:
“modern professional presentation cover, blue tone, minimal layout, futuristic lighting”

② SNS投稿のアイキャッチ
特にX(旧Twitter)やInstagramでは、視覚的インパクトが重要。Midjourneyで生成した画像+Canvaでテキスト追加、という流れが鉄板です。
③ note記事のトップビジュアル
noteで「いい感じのヘッダーが見つからない…」と悩んだことはありませんか?Midjourneyなら、テーマに沿った雰囲気の画像を自作できます。
④ LINEリッチメニュー背景
リッチメニューを「オリジナルデザイン」にしたいとき、Midjourney画像を背景に設定すると一気に差別化できます。
⑤ 企画書のイメージ補強
たとえば「未来的な都市構想」「温もりあるファミリー層向け」など、言葉では伝えきれない“空気感”を画像で表現できます。
⑥ サムネイル用キャラクター生成
SNSや動画投稿で「キャラクターが欲しいけど自作できない…」という方には、Midjourneyのスタイル指定プロンプトが便利。
例:
“friendly cartoon mascot character, flat design, cheerful expression”

⑦ プレゼン資料の“雰囲気画像”
グラフやテキストだけでは伝わりにくい部分を、「情緒的な画像」で補うことで、理解と共感を得られやすくなります。
実践|Midjourney活用の3ステップ
ここからは、Midjourneyを業務で活用するための具体的なステップをご紹介します。
【ステップ①】構想:目的を明確にする
最初に決めるべきは、「何のために画像を使うのか?」という目的の明確化です。
- スライド表紙で印象づけたいのか
- SNS投稿で目を引きたいのか
- 提案書の補強なのか
これを明確にしておくことで、プロンプト設計がブレなくなります。
【ステップ②】プロンプト設計(ChatGPT連携のコツ)
初心者がつまづきやすいのが「プロンプトの作り方」。
ここで活躍するのがChatGPTとの連携です。
■ ChatGPTの使い方例:
「ビジネス向けプレゼンの表紙画像を作りたい。プロンプト例をMidjourney形式で教えて」と指示すると、以下のように返ってきます。
“clean business presentation, corporate style, navy blue and white, minimal layout, lighting focused –ar 16:9”

さらに、用途や雰囲気(カジュアル/フォーマル/和風など)も指定することで、より精度の高いプロンプトが得られます。
【ステップ③】サイズ調整&加工(Canva活用)
Midjourneyで生成した画像は、用途に合わせてリサイズやトリミング、テキスト追加が必要な場合があります。
ここで役立つのが「Canva」です。
- 自由なサイズ変更
- テキスト・アイコンの追加
- 背景透過(Pro版機能)
などが手軽に行えるため、業務での最終調整ツールとして非常に優れています。
AI初心者向けのQ&A&失敗回避ポイント
Q1:Midjourney画像って著作権は大丈夫?
Midjourneyの利用規約に基づき、商用利用も可能です(※有料プランに加入している場合)。ただし、人物画像や著名キャラクターに似すぎたものには注意が必要です。
Q2:業務で使いやすい画像ってどんなの?
- 実写風よりも「イラスト調」「グラフィック調」のほうが違和感が出にくい
- トリミング・重ねやすい「余白のある構図」が便利
- 高コントラストな配色は、資料映えしやすい
Q3:不自然さ・崩れ対策は?
- Midjourneyの「–v 7」「–style raw」などを指定する
- 人物なら「顔が崩れにくいプロンプト」+Canvaなどでの部分修正も有効
そのまま使えるプロンプト例3選
ここでは、業務用に使いやすいプロンプト例を紹介します。
■ note用トップ画像
“flat illustration, workspace with laptop and coffee, cozy atmosphere, white background”

■ SNSバナー用
“colorful abstract background, minimal layout, suitable for social media post, pastel tones”

■ スライド表紙用
“professional presentation title slide, clean business layout, navy blue theme –ar 16:9”

ChatGPTで細かくカスタマイズすると、さらに高精度の画像が作れます。
【まとめ】「伝える力」は文章だけじゃない。画像でも勝負できる
Midjourneyは、単なる「画像生成ツール」ではありません。あなたの言葉を、ビジュアルに翻訳してくれるパートナーです。
これからのビジネスにおいて、「伝える力」は文章だけでなく、ビジュアルも重要な要素。
- 説明しやすく
- 見せやすく
- 伝わりやすくする
その全てを、MidjourneyとChatGPTの連携で実現できます。
次回予告:画像×文章テンプレの連携講座
→「伝わる提案書」「反応されるSNS投稿」のための画像×言葉のテンプレを公開予定!
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